投稿日時 2019-12-28 00:12:48 投稿者 あやむ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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ロゼはダガーをそれぞれ拾い上げると、その二本のダガーを握り、ゆっくりと両手を広げ、不思議な構えをとった。 それはまるで一輪の薔薇が、蕾を開いたようだった。 「ワタクシのダガーは、伝説の短剣使いと呼ばれた方の直伝ですもの……お父様に家庭教師として雇っていただいた甲斐がございましたわ」 前世で、野バラとして刺殺された経験を持つロゼだけに、それは強烈なトラウマな記憶として脳裏に焼き付いてた。 ロゼは、その不安を払しょくするために、接近戦に対する徹底した訓練を受けていたのだ。 「バターナイフでも負けない自信がございますわよ、うふふ」 そういってロゼはいつものようにはにかんだ。 |
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